Nintendo Switch/任天堂スイッチのゲーム「スプラトゥーン3」は、ゲーム内でのボイスチャット機能はありません。
そのかわりに、Nintendo Switch ONLINEのアプリを使ってフレンドと通話することが可能です。
その他、Discord、Skype、LINEなどの外部ツールで通話することもできますが、いずれも「イヤフォン」はもちろんのこと、「ミキサー」「スプリッター」と呼ばれるものなど意外と多くの機器が必要です。
しかし、いざ買ってみたものの「通話ができない」「相手に声が聞こえないと言われた」という問題が出るケースも。
また、手持ちのiPhoneのイヤホンで通話できるようにしたいという方もいると思います。
本記事では、スプラトゥーン3に限らず「Switch」でボイスチャットを使うためのおすすめスプリッター、ミキサーの紹介とともに、接続方法を画像付きで解説していきます。
モニターの有無、PCの有無など、環境別でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
スプラトゥーン3にボイスチャット機能はない
2022年9月9日に発売されるスプラトゥーン3。
オンラインゲームなので、全国・世界の人たちと遊ぶことができます。
フレンドと遊ぶのに欠かせないのが「ボイスチャット」機能ですね。
通話を繋げれば楽しさが倍増しますが、スプラトゥーン3自体にボイスチャット機能はないんです。
他のTPSゲーム「Fortnite」やFPSゲーム「Apex Legends」「VALOLANT」などは、ゲーム内でボイスチャットが可能です。
ゲームにイヤホンマイクをさせば、フレンドはもちろん野良の人とも通話ができるのでとても便利!
しかし、スプラトゥーン3にはそういった機能がないんですよね。
その大きな理由としては、スプラトゥーンプレイヤーの年齢層が関係していると考えています。
Apexなどは比較的大人の方がプレイしますが、スプラトゥーンは小さなお子様から大人まで非常に幅広い年齢層がプレイしています。
親の目の届かないところで見知らぬ人と通話するというのは、教育上良くないですよね。
そういった点から、スプラトゥーン自体にボイスチャット機能は導入しないのだと思います。
スプラトゥーン3でボイスチャットをする方法
スプラトゥーン3にはボイスチャット機能はありませんが、ボイスチャットをする方法・手段はいくつかあります。
・Nintendo Switch ONLINEのスマホアプリを使用する
・Discord、Skype、LINEなどの外部ツールを使用する
Switchのゲームには、Nintendo Switch ONLINEのスマホアプリが活用できるゲームがいくつかあります。
スプラトゥーンもその1つで「イカリング」というものが使えます。
イカリングは、スプラトゥーンのリザルトを見たり、スケジュールを見たりととても便利なもの。
ボイスチャット機能は「Nintendo Switch ONLINE」アプリに「スプラトゥーンをプレイしているアカウントでログイン」すれば利用が可能です。
Nintendo Switch ONLINEは「Switchでフレンドになっている人とのみ」通話が可能です。
スプラトゥーンをプレイ中に、スマホでNintendo Switch ONLINEのアプリを開くと通話ができるようになるのでお手軽!
その他、Discord、LINE、Skypeといった外部の通話ツールを使って通話することもできます。
いずれもお互いの連絡先を知っている人との通話だけになります。
スプラトゥーン3でボイスチャットをするために必要な機器
スプラトゥーン3をプレイしながらボイスチャットをするには、アプリは当然ながら必要ですが他にも必要な機器は複数あります。
中でも特にわかりにくいのが「ミキサー」「スプリッター」と呼ばれるもの。
簡単に言うと、通話音声とゲーム音声をMIXして一緒に聞くために必要な機器です。
ミキサーの場合は、価格が高い分 音量調整、高音低音の調整など細かいことができます。
スプリッターの場合は、価格が安い分 通話や別の音を一緒に聞きながらゲームするだけになるので、音量調整などはできません。
今回は、コスパを考えておすすめの「スプリッター」含む、ボイスチャットに必要な機器をご紹介します。
ボイスチャットに必須な機器
まずは、ボイスチャットをする上で必須となる機器の紹介です。
・iPhoneやAndroidなどのスマホやタブレット またはPC
①イヤホンスプリッター(今回は「belkin」を使用)
※belkinを買えば ケーブルが1本付属
②オーディオ変換ケーブル(3極メス×2、4極オス)
③オーディオ変換ケーブル(4極メス、3極オス×2)
④マイク付きイヤフォン(今回はiPhoneに付属していたものを使用)
※マイク付きイヤフォンであればヘッドセットなどでもOK
今回使用するスプリッターは、「Belkin」です。
価格は変動しますが、だいたい1500円前後で買えて、ボイスチャット以外に「複数人で一緒に音楽を聴く」こともできる万能アイテムです。
ただし、「Belkin」はマイク入力がありません。
つまり、マイク付きイヤフォンをつけても相手に音声が届かないんです。
そこで必要になるのが「オーディオ変換ケーブル」です。
オーディオ変換ケーブルも2種類準備をしなくてはいけません。
4極メス・3極オス×2になっているものが1本、3極メス×2・4極オスになっているものが1本ずつ必要です。
簡単に言うと、マイクが使えない機器でもマイクが使えるように変換できるケーブルです。
画像の①~④までは最低限必要な機器であり、これらを揃えればあとは繋ぐだけになります。
※繋ぎ方は記事の後半で画像付きで解説します。
ボイスチャットにあると便利な機器
上記で必須となる機器を紹介しましたが、他にも「あると便利な機器」がいくつかあります。
⑥Lightning3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ(iPhoneの方のみ)
⑦USBオーディオ変換アダプタ(4極ヘッドセット用)
スプラトゥーン3をモニターでプレイする場合。
Switch本体にイヤホンをさしてもOKですが、モニターから引っ張りたい!という方もいます。
その場合には、オーディオ延長ケーブルが必要になります。
また、iPhoneはイヤホンジャックがなくなったことで、ライトニングイヤホンしかないという方もいるかもしれません。
もし手持ちのイヤホンマイクがライトニングイヤホンなら、Lightning3.5mmヘッドフォンジャックアダプタが必要です。
スマホで通話する方は良いのですが、PCでDiscordなどを使って通話する場合。
⑦のオーディオ変換アダプタが必要になります。
USBタイプのものであれば、音質をなるべく落とさず使えるので、今回は「サンワサプライ」のものを使用しています。
スプラトゥーン3でボイスチャットをするための配線
必要なものを準備したら、あとは繋ぐだけです。
ただ、スプリッターの場合は繋ぎ方が少々複雑で、配線がごちゃごちゃします・・・。
1箇所でも間違えると、音が聞こえない、声が相手に届かないといった問題が出てきます。
文字で書いても分かりづらいので、画像付きで環境別に解説していきますね。
iPhoneと繋いで通話する場合
まずは、iPhoneを使ってSwitchと繋げる場合の方法です。
・Switch本体
・iPhone
①イヤホンスプリッター(今回は「belkin」を使用)
※belkinを買えば ケーブルが1本付属
②オーディオ変換ケーブル(3極メス×2、4極オス)
③オーディオ変換ケーブル(4極メス、3極オス×2)
④マイク付きイヤフォン(今回はiPhoneに付属していたものを使用)
⑥Lightning3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ(ライトニングイヤホン使用の方のみ)
①のイヤホンスプリッターから元々出ているケーブルは、③オーディオ変換ケーブル(4極メス、3極オス×2)と繋ぐ。
※繋ぐ際は、スプリッター側に「イヤホンマーク」が書いてあるものを繋ぐ。
①のイヤホンスプリッターの空いている箇所に、②オーディオ変換ケーブル(3極メス×2、4極オス)を繋ぐ。
※スプリッター側に「イヤホンマーク」が書いてあるものを差し込む。
②と③の「マイクマーク」が書いてあるものを繋ぐ。
②にはイヤホンマイクを、③にはスマホを繋げる。
※ライトニング端子の場合は、③に⑥Lightning3.5mmヘッドフォンジャックアダプタを繋げる。
iPhoneを使っている方でライトニング端子の場合は、⑥ライトニングジャックアダプタを③に繋げればOKです。
もし、ライトニング端子ではない場合は、⑥ライトニングジャックアダプタは無しで③を直接iPhoneにさしてください。
Androidと繋いで通話する場合
Androidスマホの場合も、基本の形はiPhoneと同じになります。
・Switch本体
・Androidのスマホ
①イヤホンスプリッター(今回は「belkin」を使用)
※belkinを買えば ケーブルが1本付属
②オーディオ変換ケーブル(3極メス×2、4極オス)
③オーディオ変換ケーブル(4極メス、3極オス×2)
④マイク付きイヤフォン(今回はiPhoneに付属していたものを使用)
①のイヤホンスプリッターから元々出ているケーブルは、③オーディオ変換ケーブル(4極メス、3極オス×2)と繋ぐ。
※繋ぐ際は、スプリッター側に「イヤホンマーク」が書いてあるものを繋ぐ。
①のイヤホンスプリッターの空いている箇所に、②オーディオ変換ケーブル(3極メス×2、4極オス)を繋ぐ。
※スプリッター側に「イヤホンマーク」が書いてあるものを差し込む。
②と③の「マイクマーク」が書いてあるものを繋ぐ。
②にはイヤホンマイクを、③にはスマホを繋げる。
Androidの場合は、ライトニング端子ではないのでそのまま③の端子をスマホにさすことができます。
PCと繋いで通話する場合
スマホで通話する方も多いと思いますが、中にはPCを使う方も多いと思います。
PCを使って通話する場合は、③オーディオ変換ケーブルと⑦USBオーディオ変換ケーブルを繋げればOKです。
USBはPCに繋げればいいので、環境別で変わるのは「③オーディオ変換ケーブル」の接続先のみです。
モニターを使用する場合
Switchではなく、モニターと繋ぐ場合。
①のイヤホンスプリッターと付属しているケーブルを差し込んだあと、Switchではなく⑤オーディオ変換ケーブルと繋ぎます。
⑤オーディオ変換ケーブルの片方は、モニターに繋げばモニターの音を一緒に聞くことができます。
モニターを使用する場合は、Switchのドッグが必要になります。
また、モニターを使用しているけどオーディオ変換ケーブルがないという場合は、Switch本体に①のイヤホンスプリッターと付属しているケーブルを差し込めば問題ありません。
Switchの音では音量調整が物足りない・・・という方は、モニターからゲーム音を拾うようにしましょう。
ボイスチャットを利用する際は十分に気をつけよう
ボイスチャットは、遠く離れた人とも通話できる非常に便利な手段です。
スプラトゥーン3では、ランクマッチシステムである「バンカラマッチ」がフレンドとできるようになりました。
スプラトゥーン2では「ガチマッチ」と言われていましたが、フレンドと一緒にはできなかったんです。
リーグマッチは一緒に出来ましたが、やはり通話を繋げていれば意思疎通ができて、勝ち筋を作りやすいんですよね。
より楽しくプレイするには、ボイスチャットがあったほうがもちろん良いです。
しかし、ネットの様々な問題やトラブルは後を絶ちません。
仲良くなって相手がとてもいい人!だと思っても、急変するケースもあります。
中には、善人を装って悪い目的で近づいてくる人もいるでしょう。
ネットで繋がった人とボイスチャットをするときは、個人情報をむやみに教えたりしないように自己防衛をしてください。
あくまで「ゲームを一緒に楽しむだけのツール」として、自分の中で一線を引いて利用するようにしましょう。